選挙制度巡り4候補討論 野田氏、定数削減を主張

 自民党総裁選に立候補した4候補は20日夜のBSフジ番組で、国会議員の定数削減や選挙制度改革を巡り討論した。野田聖子幹事長代行は定数削減と衆院選比例代表の復活当選の見直しを提起。河野太郎行政改革担当相は比例定数の割合を下げるべきだと主張した。

 野田氏は、2012年に当時の野田佳彦首相と自民党の安倍晋三総裁が、定数削減を確約する代わりに衆院を解散した経緯に触れ「約束したのだから守らなければならない」と強調。比例復活についても「分かりやすい政治をしなければ駄目だ」とした。河野氏は「比例復活はありだが、比例の割合は減らしていく」と語った。

 高市早苗前総務相は「選挙制度の議論は相当難しい。各党で詰めなければならない」と指摘。岸田文雄前政調会長は、比例復活の見直しに関し「国民に説明し、問い掛けた上で判断すべきだ」と述べるにとどめた。


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