自宅投与、担い手確保課題 コロナの抗体カクテル療法

抗体カクテル療法について話す葛西医院の小林正宜院長=20日午前、大阪市

 新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ抗体カクテル療法を国内で初めて自宅療養中の感染者に実施した大阪府の医師が20日、共同通信の取材に応じ「医師が長時間拘束される。担い手となる医師の確保が課題だ」と語った。政府は自宅投与について、府などでモデル事業として実施し、全国に拡大する方針。

 葛西医院(大阪市生野区)の小林正宜院長(38)によると、現状では待機時間を含めて2時間半ほど拘束されるため、急変した場合に駆け付けられる医師を別に確保するなど態勢拡充が必要だという。


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