イラン科学者暗殺はロボット兵器 米紙報道、遠隔操作で銃撃

イランの核科学者ファクリザデ氏の暗殺現場=2020年11月、テヘラン東方(ロイター=共同)

 【テヘラン共同】米紙ニューヨーク・タイムズは18日、昨年11月にイラン人核科学者ファクリザデ氏が暗殺された事件で、人工知能(AI)を活用した遠隔操作の高性能ロボット兵器が使われたと報じた。イスラエルが米国の支持を得て銃撃を実行したという。米国やイスラエル、イランの当局者らの話としている。

 「イラン核開発の父」と呼ばれたファクリザデ氏は昨年11月27日、首都テヘラン東方を護衛付きの車列で移動中、銃撃を受け殺害された。同紙によるとイスラエルの対外特務機関モサドが、車列を待ち伏せたピックアップトラックに積まれた機関銃を遠隔操作した。


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