将棋の藤井三冠、棋王戦敗退 斎藤八段に敗れ8強入りならず

第47期棋王戦本戦トーナメント3回戦で斎藤慎太郎八段(手前)に敗れ、ベスト8進出を逃した藤井聡太三冠=17日午後、大阪市の関西将棋会館

 将棋の藤井聡太三冠(19)は17日、大阪市の関西将棋会館で指された第47期棋王戦(共同通信社主催)本戦トーナメント3回戦で斎藤慎太郎八段(28)に敗れ、ベスト8進出を逃した。

 藤井王位・叡王・棋聖は13日、叡王戦5番勝負で豊島将之竜王(31)を破り、最年少で三冠を獲得。10月8日に開幕する竜王戦7番勝負では挑戦者として出場、豊島竜王と対戦し四冠を目指す。2021年度は、王将戦で挑戦者になる可能性が残っている。

 藤井三冠は「チャンスをつくれなかった。実力をつけて来期に臨みたい」。斎藤八段は「棋王戦はこれまで縁がなかったので、いい成績を残したい」と話した。


  • LINEで送る