2021年9月17日 19:42 | 無料公開
肉厚になるようゲノム編集されたマダイ(リージョナルフィッシュ提供)
京都大などがゲノム編集技術で開発した肉厚のマダイについて、厚生労働省の専門調査会は17日、販売と流通を届け出のみで認めることを了承した。販売会社は同日届け出を完了し、受理されたと公表した。国内ではトマトに続き2例目のゲノム編集食品となり、動物性食品では初のケースとなる。
調査会は、外から新たに組み込んだ遺伝子が残っておらず、有害物質が含まれないと確認。従来の品種改良と同等とみなされ、届け出だけで流通できると判断した。
販売するベンチャー企業「リージョナルフィッシュ」(京都市)は、近く190食分の予約受け付けを始め、10月から順次配送すると明らかにした。