郵便、ネット転居を厳格運用 不正防止へ本人確認導入

日本郵便など日本郵政グループの看板=東京都千代田区

 日本郵便は17日、引っ越し時に郵便物の転送手続きをインターネットで受け付ける「e転居」の運用を24日から厳格化すると発表した。成り済ましによる不正利用を防ぐため、顔写真付きの運転免許証など本人確認書類の添付を求める。利用できる端末も、初回の会員登録時はカメラ機能付きのスマートフォンに限定する。

 本人確認にはマイナンバーカードや在留カード、運転経歴証明書も使える。現在はネットで登録した携帯端末で専用窓口に電話をかけてもらい、番号を照合して認証する仕組みだが、本人確認を導入した新方式に切り替える。

 郵便局の窓口や郵送での転居届は従来通りの方法で受け付ける。


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