原発発電量の予測引き上げ 東電事故後初、IAEA

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は16日、2050年の世界の原発の発電容量が、高位の予測では昨年の393ギガワットの約2倍の792ギガワットになると発表した。前年予測715ギガワットからの引き上げで、上方修正は11年の東京電力福島第1原発事故後、初めてという。

 気候変動を緩和することが原子力利用の維持、拡大の原動力となっていると分析。今年の予測は気候変動問題の認識の高まりをより強く反映しているという。グロッシ事務局長は「低炭素エネルギーの製造で、原子力が必要不可欠な役割を果たし続けることを示している」と主張した。


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