講談社、アマゾンと直接取引 輸送コストの削減など狙う

 大手出版社の講談社(東京)が今月から、出版取次会社を介さない「直接取引」をインターネット通販大手アマゾンジャパンと始めたことが16日、関係者の話で分かった。読者に本を届ける日数の短縮や輸送コストの削減が狙いという。

 日本の出版界では、書籍や雑誌は出版社から取次会社を経由して書店に配送されるのが一般的。インターネット書店のアマゾンと直接取引する利点について、関係者は「一日でも早く本を届けられれば、読者にとって利便性向上につながる。取次会社を経由しない方法は経済的効率を考えた実験的な取り組みだ」としている。


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