臨時国会、10月4日召集を表明 加藤氏、任期前の衆院選なし

 加藤勝信官房長官は16日の記者会見で、菅義偉首相の後継を選出する臨時国会を10月4日に召集する方向で検討していると明らかにした。地方自治体の選挙事務を混乱させないように早期に召集日を決め「任期満了前の総選挙が事実上なくなったことを明らかにする必要がある」と説明した。

 衆参両院の議院運営委員会理事会で召集予告を行い、近く閣議決定する見通しを示した。

 10月21日の任期満了前までに残り1カ月となり「各自治体で選挙準備を本格的に始めなければならない時期に来ている」と指摘。「自民党総裁選での新総裁選出を踏まえると、臨時国会を召集する必要がある」とも述べた。


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