2021年9月16日 09:26 | 無料公開
連邦議会での証言を前に宣誓を行う体操のシモーン・バイルス=15日、ワシントン(AP=共同)
【ニューヨーク共同】米国体操協会の元チームドクター、ラリー・ナサル受刑者が多数の女子選手へ性的虐待をしていた事件を巡り、リオデジャネイロ五輪金メダリストのシモーン・バイルスが15日、連邦議会で証言し、連邦捜査機関や協会を批判した。
バイルスは涙ながらに、協会や米国オリンピック・パラリンピック委員会が事実を知りながら「目をつぶっていた」と訴えた。
2015年に米連邦捜査局(FBI)が被害の訴えを真剣に取り扱わなかったことで初動捜査が遅れ、その後少なくとも40人が被害を受けたことが司法省の内部調査で判明。FBIのレイ長官は「深く心からおわびする」と謝罪した。