喜友名諒選手に県民栄誉賞 沖縄初の五輪金「希望に」

東京五輪の空手男子形で金メダルを獲得し、沖縄県の玉城デニー知事(右)から県民栄誉賞を授与された喜友名諒選手=15日午前、県庁(代表撮影)

 東京五輪で沖縄県出身者として初の五輪金メダルを獲得した空手男子形の喜友名諒選手(31)に、玉城デニー知事が15日、県民栄誉賞を授与した。空手発祥の沖縄で生まれ育ち、地元で腕を磨いてきた喜友名選手は「沖縄初の金メダルを持ち帰ることができ、子どもたちが夢や希望を持つきっかけになったらうれしい」と喜んだ。

 喜友名選手は県庁での表彰式に日本選手団のユニホームで参加。「子どもたちや県民の皆さまの声援が力になり、五輪の舞台でもそれを発揮することができた」と謝意を示した。師匠で空手指導者の佐久本嗣男・劉衛流龍鳳会会長(73)にも県スポーツ指導者特別賞が贈られた。


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