全都道府県に追試験会場 共通テスト、受験生の負担軽減

大学入学共通テストに臨む受験生=1月、東京都文京区の東大

 文部科学省は14日、来年1月の大学入学共通テストについて、本試験の2週間後に行う追試験の会場を全都道府県に設けると明らかにした。新型コロナ対策として、受験生の移動の負担を軽くする。

 今年の共通テストは、新型コロナ流行に伴う長期休校に配慮して1月に本試験日程を2回設け、2月に特例追試験が実施された。来年は本試験を1月15、16日の1回とし、例年、1週間後に全国2会場で行う追試験は2週間後の1月29、30日にした上で、全都道府県で実施する。

 53万人超が出願した今年1月の共通テストは、東京など11都府県に緊急事態宣言が発令される異例の環境下で行われた。


  • LINEで送る