富士登山、山梨側は過去最少 コロナ禍で今夏6・5万人

富士山の山開きを前に、山梨県側から山頂を目指す人たち=6月30日

 山梨県富士吉田市は14日までに、今年夏の富士山開山期間(7月1日〜9月10日)に山梨県側の吉田口登山道の登山者数は6万5519人で、1981年に統計を取り始めてから過去最少になったと発表した。昨年は新型コロナウイルスの影響で登山道が閉鎖。2019年と比べ65%減った。今年の落ち込みもコロナが主因だという。

 同市富士山課によると、緊急事態宣言の対象地域などからの来訪が制限され、外国人登山者も大幅減となった。週末やお盆休みに悪天候が続き、有料道路「富士スバルライン」の営業時間短縮、山小屋の定員縮小なども重なった。


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