国立の陸上トラック存続に前向き 文科相「国民の理解得られる」

 萩生田光一文部科学相が7日、東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなった国立競技場の後利用に関し、陸上トラック存続に前向きな姿勢を示した。閣議後の記者会見で「レガシー(遺産)として現状のまま使う方が国民の理解を得られるのではないか。ただちに莫大な費用をかけて球技専用にすることがいいのか相談したい」と語った。

 政府は2017年、トラックを撤去して球技専用とする方針を一度決めたが、現在は陸上と球技の兼用競技場として存続する公算が大きくなっている。萩生田氏は昨年10月にも「将来も陸上のできるようなグラウンドとして残すことは一つの方策」などと述べている。


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