智弁和歌山が3度目の優勝 コロナ禍の夏の甲子園閉幕

智弁学園を破り21年ぶり3回目の優勝を果たし、喜ぶ智弁和歌山・中西=甲子園

 第103回全国高校野球選手権大会は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山が智弁学園(奈良)を9―2で下して、21年ぶり3度目の優勝を果たした。

 2年ぶりに開催された夏の甲子園大会は、期間中に選手の新型コロナウイルスの陽性判明により、宮崎商と東北学院(宮城)が試合出場を辞退する事態に見舞われた。また連日の天候不良で史上最多7度の順延となり、当初の25日から4日遅れでの閉幕となった。初日から一般客を入れなかった。

 智弁和歌山は一回に4点を先制。六回以降も得点を奪い、継投で2点に抑えた。

 智弁学園は夏の甲子園大会初優勝を逃した。


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