2021年8月24日 16:07 | 無料公開
新型コロナウイルス変異株「デルタ株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)
新型コロナの感染者が出たために全面休園している認可保育所や認定こども園などが、全国で少なくとも165カ所(10都道府県)に上ることが24日、厚生労働省のまとめで分かった。集計は19日時点で、約1カ月前と比べ約4倍に急増。感染力の強いインド由来の「デルタ株」が広がる中、保育現場での感染拡大が浮き彫りになった形だ。
厚労省は市区町村から報告を受け、保育所の感染状況を1〜2週間に1度公表している。対象は、ほかに地域型保育事業所、へき地保育所で、無認可保育所は含まない。
全面休園は7月21日時点で42カ所。同29日で62カ所、8月5日で108カ所と伸びている。