2021年8月21日 11:02 | 無料公開
【ワシントン共同】米国務省は20日、ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム2」に絡み、建設に関わるロシア船などに対する追加制裁措置を発表した。同事業は完成間近で、バイデン米政権も事実上容認した。米国内で根強い反対意見に配慮したものとみられる。
ロイター通信によると、制裁対象となったのはロシア船1隻と、ロシアの船舶会社と建設会社の計2社。
ノルドストリーム2はウクライナを経由せずにロシア産ガスをドイツに送る。そのため、通過収入を得てきたウクライナに打撃となるほか欧州のロシア依存を高めるとして、米国では超党派で反対意見が出ている。