2021年8月6日 05:22 | 無料公開
送検のため神戸北署を出る容疑者を乗せた車=5日午後
神戸市北区で2010年、私立神戸弘陵学園高2年の堤将太さん=当時(16)=が刺殺された事件で、堤さんの衣服から採取されたDNA型が殺人容疑で逮捕された愛知県豊山町のパート従業員の男(28)=事件当時17歳=のものと一致していたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。
男が知人に事件への関与をほのめかしていたことも判明。神戸北署捜査本部はこの情報を最近つかみ、発生から11年後の逮捕にこぎ着けた。男は容疑を認めており、詳しい動機や経緯を調べる。
男の逮捕容疑は10年10月4日、神戸市北区の歩道上で、堤さんを刃物のようなもので突き刺すなどして殺害した疑い。