発達早い1歳児は起床時刻が一定 秋田大など調査、睡眠環境解明へ

 1歳児の睡眠に関する調査で、起床時刻が一定であることと知的発達の早さに関係があると5日、秋田大医学部付属病院(秋田市)などの研究グループが発表した。「乳幼児の発達をサポートする睡眠環境の解明につなげたい」としている。

 2013〜20年に生まれた1歳半の早産児101人に、睡眠状態を調べる装置を1週間装着。1歳半は睡眠パターンの基礎が形成される時期とされ、睡眠のリズムを調べるとともに臨床心理士による発達検査を実施した。

 研究グループによると、知的発達が早く、大脳が成熟しているとみられる子は起床時刻にばらつきが小さかったのに対し、発達の遅い子は幅が大きかった。


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