児童のパラ観戦機会確保を 選手団長、千葉知事に要望

千葉県の熊谷俊人知事(右)に要望書を手渡す東京パラリンピック日本代表選手団の河合純一団長=5日午後、千葉県庁

 東京パラリンピック日本代表選手団の河合純一団長は5日、熊谷俊人知事と千葉県庁で面会し、競技会場がある自治体の児童や生徒にチケットを配布する「学校連携観戦プログラム」を維持し、観戦機会を確保するよう要望した。

 パラ大会の観客の扱いは決まっておらず、政府や大会組織委員会は8日の東京五輪閉幕後に対応を決める見通し。河合氏は「限界に挑戦するパラアスリートの活躍を目の当たりにすることで『気付き』を与える教育効果が期待できる」と説明し、熊谷氏は「要望を重く受け止め、組織委などと協議したい」と応じた。


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