東アジア外相、南シナ海情勢協議 茂木外相、法の支配強調

オンライン形式で開かれた東アジアサミット(EAS)外相会議。中央が茂木外相=4日(外務省提供)

 【シンガポール共同】日米中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など計18カ国が参加する東アジアサミット(EAS)外相会議が4日、オンライン形式で開かれた。米国からはブリンケン国務長官が初参加、南シナ海情勢やミャンマー問題について討議した。

 茂木敏充外相は、東・南シナ海での中国の行動を念頭に「力による一方的な現状変更の試みに強く反対する」と批判し、法の支配や紛争の平和的解決の重要性を強調。

 議長国はブルネイ。議長声明案によると、南シナ海問題では中国の行動を念頭に「複数の閣僚から島の埋め立てなど、地域の安全や安定を損なう懸念が出された」と記載した。


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