「帰国すれば命奪われる」 ドイツ在住のベラルーシ選手

亡命を希望し、人道的査証を発給したポーランドへ向けて出発する東京五輪陸上女子ベラルーシ代表のクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手=4日午前、成田空港

 【モスクワ共同】ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は4日までに、ドイツに住むベラルーシ出身の陸上選手ヤナ・マクシモワ氏がインスタグラムに「ベラルーシに戻れば自由だけでなく、命を奪われる可能性がある」と投稿し、帰国しないと宣言したと報じた。

 東京五輪に出場したツィマノウスカヤ選手が亡命を希望し、保護された直後の投稿。今後、ベラルーシの選手が拠点を外国に移す動きが加速する可能性がある。

 マクシモワ選手は東京五輪には出場していない。インスタで「ここ(ドイツ)では深呼吸ができ、自由のために闘う人々の一人となれる」と語った。


  • LINEで送る