夏休み、子ども僧侶がデビュー 京都・東本願寺で得度式

京都・東本願寺で「得度式」に向かう子どもたち=4日午前

 真宗大谷派本山の東本願寺(京都市下京区)で4日、信者が僧侶になるための儀式「得度式」が開かれた。大人たちに交じって夏休み中の子どもも参加し「僧侶デビュー」。最も幼い子は9歳で、親が住職をしているケースが多いという。

 白い衣装にマスク姿の子どもたちは数珠を握りしめ、神妙な面持ち。頭にかみそりを当てる「剃刀の儀」を受け、僧侶の証し「墨袈裟」と法名を授与された。

 東本願寺によると、大谷派では、浄土真宗の開祖親鸞が9歳で仏門に入った伝承にちなみ、満9歳から得度できる。この日出席の113人のうち、9〜12歳は86人。

 得度式はおおむね月1回実施している。


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