福岡、園児送迎バスの実態把握へ 死亡事件受け管理方法確認

 福岡県中間市の双葉保育園に通う倉掛冬生ちゃん(5)が送迎バス内に取り残され、熱中症で死亡した事件を受け、福岡県が県内の保育施設を対象に、安全管理の実態把握に乗り出す方針であることが3日、分かった。送迎バスの運用や出欠確認の方法などを確認するとみられる。

 双葉保育園が園児の欠席を確認する手順を定めていなかったことも関係者への取材で判明。欠席の連絡がない場合でも、家族に電話などで確認するかどうかは担任によって対応が分かれていた。

 県の担当者は「再発防止のため、どういう問題があるかを把握し、啓発していかねばならない」と話した。


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