五輪の暑さ対策、札幌でも課題 5日から競歩とマラソン

五輪マークのモニュメント近くで日傘を差して歩く人=7月31日、札幌市

 東京五輪で暑さ対策が課題となる中、競歩とマラソンが行われる札幌市でも連日、最高気温が30度超の暑さが続いている。競技当日の5〜8日も真夏日の予報だ。暑さを避けるため東京から会場が移され、比較的涼しい早朝や夕方に始まるが、いずれも長時間を要する競技。専門家は「スタッフの熱中症も含め最大限の対策を」と訴える。

 「札幌も一定程度暑くなることは想定している」。大会組織委員会の森泰夫大会運営局次長は7月27日、記者団に記録的暑さが続く札幌で行われる競歩とマラソンの対策を問われ「慌てて追加の対策をすることは考えていない」と主張した。


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