最高検参与、田島良昭さんが死去 累犯障害者支援の先駆者

死去した田島良昭さん

 「累犯障害者」支援など障害者福祉に先駆的に取り組んだ社会福祉法人「南高愛隣会」(長崎県諫早市)の顧問で最高検参与の田島良昭(たしま・よしあき)さんが2日午前8時35分、骨髄がん腫症のため長崎県の病院で死去した。76歳。長崎県出身。自宅は長崎県島原市。告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く。喪主は長男で同法人理事長の光浩(みつひろ)氏。

 知的・精神障害や高齢にもかかわらず、十分な福祉支援を受けられず犯罪を繰り返してしまう累犯障害者らの支援に力を注いだ。社会福祉法人で全国初の更生保護施設を立ち上げるなど、司法と福祉の連携を図った。


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