EU委、FB買収計画で本格調査 競争減少を懸念

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は2日、米交流サイト大手フェイスブック(FB)が、顧客管理ツールを提供する米企業カスタマーを買収する計画を立てていることについて、EU競争法(日本の独占禁止法に相当)に基づき本格調査に入ったと発表した。買収すれば顧客管理のソフトウエア市場の競争が減ることが懸念されるとしている。

 EU委は12月22日までに買収を認めるか決定する。

 EU委の予備調査では、買収が実現すればFBはカスタマーのライバル企業に対し、傘下の通信アプリ「ワッツアップ」などを使えなくする可能性があり、価格の上昇などを招く恐れがあるとしている。


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