ホルモン値騒動乗り越え決勝進出 陸上のナミビア女子2選手

女子200メートル準決勝のレースを終えたナミビアのベアトリス・マシリンギ。左はジャマイカのシェリーアン・フレーザープライス=国立競技場

 五輪陸上で男性ホルモンのテストステロン値が基準を超えているため400mの出場を認められなかったナミビア女子2選手が、200mでそろって決勝に進出した。思わぬ騒動を乗り越えて好結果を残し「信じられない」と口をそろえた。

 18歳のエムボマはU20世界記録を予選と準決勝で続けて更新し「経験を積もうと思って来た。本当にうれしい」と白い歯を見せた。

 世界陸連はテストステロン値が高い選手に対し、薬などで基準内に下げなければ400mから1マイルの女子種目で国際大会に出られないと制限。800mで連覇していたキャスター・セメンヤ(南アフリカ)は今大会に出場していない。


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