7月百貨店販売1〜2割減 コロナ前の19年比

 大手百貨店4社が2日発表した7月の既存店売上高(速報)は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年7月と比べて1〜2割減少した。東京都に緊急事態宣言が再発令されるなどし、来店客が減少した。

 前年の20年7月比では各社とも5〜9・2%増だった。富裕層が高額品を買い求める動きが活発なことを背景に、高級ブランドや宝飾品が伸びた。自宅で食べる総菜や菓子も堅調だった。

 19年7月比の売上高は高島屋が14・2%減、そごう・西武は14・7%減、三越伊勢丹ホールディングス(HD)が2割弱の減少。大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングも約2割減と苦戦した。


  • LINEで送る