ASEAN特使受け入れへ ミャンマー国軍トップ

ミン・アウン・フライン総司令官=6月、(ロイター=共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマー国軍が設置した最高意思決定機関「国家統治評議会」は1日、議長で国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官を首相とする暫定政府が発足したと発表した。総司令官はクーデターから半年に合わせた国営テレビでの演説で、非常事態宣言終了後の2023年8月までに再選挙を実施すると表明した。東南アジア諸国連合(ASEAN)の特使を受け入れる姿勢も示した。

 総司令官が具体的な選挙の時期に言及したのは初めて。民主的な手続きを国内外に印象付ける一方、暫定首相就任で一層の権威付けを図り、自ら前面に立って統治する姿勢を鮮明にした。


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