2021年7月31日 23:26 | 無料公開
女子100メートル決勝 10秒61の五輪新で優勝したジャマイカのエレーン・トンプソンヘラ(左)=国立競技場
陸上女子100mでトンプソンヘラは、史上4人目の五輪2連覇を確信すると、左手を突き出しながらゴールを駆け抜けた。指さした電光掲示板には「五輪新」の文字。1988年ソウル五輪でジョイナーが樹立した記録を0秒01塗り替える世界歴代2位の快走に「言葉が見つからなかった。あまりのうれしさに大声で叫んでしまった」と、観客のいない競技場に絶叫を響かせた。
2008年北京五輪以来のジャマイカによるメダル独占。隣のフレーザープライスに先行されながら、焦ることなく終盤に抜き去った。200mも勝てば、2大会連続短距離2冠の快挙となる。