五輪会場周辺、人だかり絶えず 緊急事態宣言の延長決定も

国立競技場近くの五輪マークのモニュメント周辺で、記念撮影待ちの列をつくるひとたち=31日午後、東京都新宿区

 新型コロナウイルス緊急事態宣言の延長が決まった東京都で最初の週末となった31日、五輪会場周辺は、少しでも雰囲気を味わおうとする人たちで混雑した。

 陸上競技が始まっている国立競技場(新宿区)。近くの五輪モニュメントでは、100人近くが汗だくになりながら記念撮影待ちの列をつくった。

 競技会場が集まる江東区の有明地区でも、「第2聖火」が設置された「夢の大橋」近くで人だかりが絶えなかった。友人と訪れた目黒区の女性会社員(25)は「設置しておいて、観覧はするなというのはよく分からない。それなら最初から見られないようにすればいい」と不満げだった。


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