観光目的の外出で資格を剥奪 五輪組織委、開幕後初

東京五輪・パラリンピックの選手村=7月18日、東京・晴海

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、東京・晴海の選手村に滞在していた大会関係者が観光目的で村外に出たため、大会参加資格証を剥奪したと明らかにした。ジョージア・オリンピック委員会は資格証を剥奪されたのは同国の柔道の男子2選手と認めた。東京タワー周辺を観光していたことが一部で報じられていた。

 同委員会によると、66キロ級のバジャ・マルグベラシビリと73キロ級のラシャ・シャフダトゥアシビリで、ともに銀メダリスト。それぞれ阿部一二三と、大野将平に敗れた。

 新型コロナウイルス対策の規則集「プレーブック」への違反を理由とした資格証の剥奪が判明するのは初めて。


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