まん延防止の酒要件厳格化 外出は家族と少人数で

東京・新宿の交差点をマスク姿で歩く人たち=30日午後

 政府は30日、新型コロナウイルス感染対策の指針となる「基本的対処方針」を改定した。新たに加わる埼玉、千葉、神奈川、大阪4府県を含め、緊急事態宣言地域はこれまで通り飲食店の酒類提供を停止する。まん延防止等重点措置区域は要件を厳格にし、感染が減少傾向にならない限り酒類の提供を認めない方針を示した。

 不要不急の外出自粛を改めて要請。外出が必要な際は、家族か日常的に一緒にいる仲間と少人数で行動することを求めた。

 重点措置区域の酒類提供は、一定の感染対策を取れば知事判断で午後7時まで可能としていたが、「感染が下降傾向にある場合」との条件が付きハードルが高くなった。


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