素根は金、原沢は5位 柔道・30日

男子100キロ超級3位決定戦 フランスのテディ・リネール(右)と対戦する原沢久喜=日本武道館

 女子78キロ超級で初出場の素根輝は決勝で2012年ロンドン五輪覇者オルティス(キューバ)に指導3による反則で勝って金メダルを獲得した。初戦の2回戦から準決勝まで3戦は技による一本勝ち。この階級で04年アテネ五輪の塚田真希以来の頂点に立った。

 今大会の日本女子4個目の金メダルで、男子と合わせて9個となり、アテネ五輪を抜き日本柔道史上最多となった。女子のメダル総数6個もアテネ大会に並ぶ最多。

 男子100キロ超級は16年リオ五輪銀メダルの原沢久喜が準決勝で前回100キロ級覇者クルパレク(チェコ)に敗れ、3位決定戦はリネール(フランス)に反則負けを喫した。

 素根輝の話 コロナ禍の中でこういうふうに五輪が開催されて感謝の気持ちでいっぱい。(決勝は)とにかく先に攻めようと、絶対に負けないという気持ちで臨んだ。この大会のために頑張ってきた。それが出せて良かった。本当に、頑張ってきて良かったなと思う。


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