部活でのいじめ行為を認定 名古屋の中1女子自殺、再調査委

 名古屋市名東区で2018年、市立中学1年の斎藤華子さん=当時(13)=が自殺した問題で、市が設置した第三者による再調査委員会は30日、市に報告書を提出した。同じ部活の部員にいじめと認められる行為があったと認定した。同時に、いじめのみが自殺の契機になったとは断定できず、複合的な理由だったと指摘した。

 河村たかし市長は30日、報告書を父信太郎さん(49)に手渡し「なぜ助けられなかったのか。本当に申し訳ない」と陳謝した。

 報告書では部活の練習中、斎藤さんが練習相手を頼んだのにある部員が無視し、他の複数の部員も練習を手伝わなかった。これらの行為をいじめと認めた。


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