米、中国による記者脅迫を批判 河南省の豪雨報道で「反感助長」

 【ワシントン共同】米国務省のプライス報道官は29日の声明で、中国河南省の豪雨を取材した外国人記者が住民らから嫌がらせを受けた問題について「深刻に懸念している」と表明した。中国政府が当局に批判的と見なした報道に対して国営メディアなどを通じて激しい非難を展開、世論の反感をあおり記者に対する殺害の脅迫などを助長していると指摘した。

 プライス氏は「中国政府は外国メディアを歓迎すると言いながら、実際の行動は異なっている」と批判。中国は来年の北京冬季五輪で外国メディアを受け入れる立場にあると指摘し「責任ある国家として振る舞うよう求める」と強調した。


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