運転の園長「施錠した」 死亡男児長時間閉じ込めか

男児が通っていた双葉保育園=30日午前、福岡県中間市

 福岡県中間市の「双葉保育園」の送迎バス内で男児(5)が意識不明の状態で見つかり死亡した問題で、朝の迎えのバスを運転した40代の女性園長が「(乗っていた)園児を降ろした後に施錠した」と説明していることが30日、捜査関係者への取材で分かった。降車の確認が不十分で、男児が長時間閉じ込められた可能性があり、県警は業務上過失致死などの疑いも視野に詳しい経緯を調べる。

 県警によると、死亡したのは園に通う倉掛冬生ちゃん。車内で発見された時も施錠されていたという。園長は「(冬生ちゃんを)乗せた認識はあるが降りたと思っていた。確認したわけではない」と説明している。


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