6月の有効求人倍率、1・13倍 失業率は改善2・9%

 厚生労働省が30日発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・04ポイント上昇し1・13倍となった。有効求人数は横ばいだが、新型コロナウイルスのワクチン接種が本格化し、接種が済むまで仕事探しを待つ動きが強まり有効求職者数が減ったことなどが要因。有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数で、職を探す人が減れば、その分倍率は上がる。

 総務省が同日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は前月比0・1ポイント低下の2・9%で、3月以来3カ月ぶりに改善した。完全失業者数は、前年同月比11万人増の206万人。


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