自民市議に10万円賠償命令 名古屋、減税議員に「くず」暴言

 河村たかし名古屋市長が代表を務める政治団体「減税日本」の田山宏之市議(63)が「くず、ごみ」と暴言を吐かれ額をたたかれたなどとして、自民党の藤田和秀市議(57)に100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(加島滋人裁判長)は29日、藤田市議に10万円の支払いを命じた。

 加島裁判長は判決理由で、藤田市議が2018年、視察先で開かれた懇親会で田山市議に暴言を吐き、額をたたいたと認定。「社会通念上許される限度を超えて名誉感情を害した」と指摘した。

 藤田市議は「判決に疑問を感じている。弁護士と対応を協議している」とのコメントを出した。


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