日医、宣言の全国拡大検討を要請 「病床逼迫が発生しつつある」

 新型コロナウイルスの感染急拡大で医療の逼迫が迫っているとして、日本医師会(日医)などは29日、「今後の爆発的感染拡大を避けるため危機感の共有と対策が必須だ」とする緊急声明を発表した。政府に対し、ワクチン接種の推奨のほか、緊急事態宣言の対象を全国に広げることを検討するよう要請した。

 緊急声明では「病床逼迫が現実に発生しつつあり、専門家が事前に示した感染予測を上回りかねない」と強調。政府には、ワクチンの十分かつ安定的な供給を改めて要請した。

 さらに、若い世代で重症化するケースが増えているとして、接種のメリットが副反応よりも大きいことを訴えるよう求めた。


  • LINEで送る