東電、7年ぶり純損益赤字 4〜6月、電力販売落ち

 東京電力ホールディングスが29日発表した2021年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比26・9%減の9800億円、純損益は30億円の赤字(前年同期は298億円の黒字)だった。

 4〜6月期の赤字は7年ぶり。東京ガスなど新規参入の電力会社との競争激化により、電力販売が落ち込んだ。福島第1原発事故の損害賠償費206億円を特別損失に計上したことも響いた。

 22年3月期(通期)の業績予想は、21日に公表した売上高が4兆4840億円、純損益は670億円の黒字との見通しを維持した。


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