五輪の臨場感、遠隔地でも NTT、立体映像を投影

 NTTは29日、東京五輪の競技映像を会場から離れた場所で立体的に投影し、臨場感のある観戦体験を可能にする技術実証に参加すると発表した。実証は東京五輪・パラリンピック組織委員会が主導する。障害などを理由に会場に行けない人にも一体感を感じてもらうことを目指す。

 技術実証では、日本科学未来館(東京都江東区)で30日と31日、バドミントンの試合映像をメディア向けに公開する。当初は一般公開する計画だったが、新型コロナウイルス感染防止のため中止する。

 NTTは技術を確立させ、将来は幅広い競技の観戦に活用できるよう普及させたい考えだ。


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