不自由展大阪会場が被害届 ナイフや爆竹を郵送、府警捜査

 「表現の不自由展かんさい」が今月開かれた大阪府立労働センター「エル・おおさか」(大阪市)側は29日、会場宛てにナイフのようなものや爆竹などを郵送されたとして、大阪府警に被害届を出したと明らかにした。提出は27日。府警は威力業務妨害や脅迫の疑いを視野に捜査している。

 展示は16〜18日に開かれたが、開催の是非や展示内容を巡り、抗議と支持で対立が激化した。13日以降、センターには開催中止を求める脅迫文や「サリン」と書かれた文書と液体入りの袋、ペーパーナイフのようなものが届き、爆竹の入った会場宛ての不審物も郵便局に届いた。いずれもけが人はなかった。


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