北朝鮮貿易、昨年7割減 コロナ国境封鎖が影響

 【ソウル共同】韓国の大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は29日、2020年の北朝鮮の貿易総額が前年比で約73%減の8億6300万ドル(約950億円)にとどまったと発表した。新型コロナウイルスの感染防止対策として国境封鎖を続けていることが影響した。

 最大の交易相手である中国との貿易総額は約75%減の7億6080万ドル。国別の貿易規模では、全体の9割近くを占める中国に次いでロシア、ベトナム、インド、ナイジェリアの順に多かった。

 北朝鮮の全体の輸出額は約68%減となった。主要輸出品の鉄鋼などが減少した一方、飲料やアルコール、亜鉛の輸出は増えた。


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