首都圏3県、宣言下も人出増傾向 東京は減少目立つも、効果薄く

首都圏の主要駅や繁華街 人出の増減率

 新型コロナの感染が拡大している埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県の人出が、東京都に4度目の緊急事態宣言が出される前の7月上旬と比べ、増加傾向にあることが29日、NTTドコモがまとめたデータで明らかになった。東京は減少地点が目立ったが、感染拡大は止まっておらず、人出抑制の効果は薄い。

 埼玉、千葉、神奈川の28日午後3時時点の人出は、主要駅や繁華街計8地点のうち7地点で今月7日と比べて増加。1地点が横ばいだった。12日に緊急事態宣言が発令された東京は12地点のうち9地点で減少した。

 ドコモはスマホの位置情報を活用し、人出を分析したデータを毎日公表している。


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