レトロ電車でテレワークを、東急 川崎の博物館を改装

レトロな電車の中でテレワークをできるようにした、東急電鉄の「電車とバスの博物館」=29日午後、川崎市宮前区

 東急電鉄は29日、川崎市宮前区で運営している「電車とバスの博物館」の一部を改装し、報道陣に公開した。レトロな電車や飛行機の中でテレワークができる。8月1日からオープンする。

 東急によると、新型コロナウイルス禍で再開が困難だったキッズスペースなどを活用する。もともと展示していた1931年製造の電車「モハ510形」や同社の元グループ会社の飛行機「YS11」の中に、駅舎の廃材でできた机などを設置し、仕事や勉強ができるようにした。コンセントやWi―Fiも整えた。

 一般席も含め約30席で、料金は1時間当たり200円。コロナ禍が収束したら元に戻す方針。


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