アストラ製、40歳以上で検討 厚労省、「臨時接種」対象

英アストラゼネカなどが開発した新型コロナウイルスワクチン(同社提供)

 英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省が、40歳以上を予防接種法上の「臨時接種」の対象として位置付ける方向で検討していることが28日、分かった。30日の同省のワクチン分科会で専門家の意見を聞く。

 感染の第5波では、特に40〜50代の重症者が増えている。臨時接種の対象として認められれば、こうした年齢層はアストラゼネカ製も無料で接種が受けられるようになる可能性がある。

 厚労省はアストラ製を5月に特例承認したが、使用を見送る方針を示していた。

 英国ではアストラゼネカ製が広く使われているが、40歳未満には別のワクチンが推奨されている。


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