体操選手、差別抗議の演技話題に コスタリカの18歳、片膝つき拳

体操の女子予選の床運動で人種差別への抗議の思いを込めた演技を披露する、コスタリカのルシアナ・アルバラド=25日、有明体操競技場(AP=共同)

 東京五輪の体操の女子予選で18歳のルシアナ・アルバラド(コスタリカ)が25日に床運動で見せた人種差別への抗議の思いを込めた演技が話題となっている。「ブラック・ライブズ・マター(BLM=黒人の命も大事だ)」運動で象徴となった片膝つきに、1968年メキシコ五輪陸上でメダリストが表彰台で拳を突き上げたポーズを組み合わせた。

 AP通信によると、練習から演技を披露していたアルバラドは「なぜなら私たちはみんな同じだから。みんなが美しく、素晴らしい」と振り付けの狙いを語った。アルバラドは予選で敗退。

 国際オリンピック委員会(IOC)は東京五輪から規制を一部緩和した。


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