台風8号、宮城県上陸 東北横断、日本海へ

台風8号の影響で強く降る雨の中を歩く人たち=28日午前7時12分、仙台市

 台風8号は東北の太平洋沿岸を北上し、28日午前6時前、宮城県石巻市付近に上陸した。東北を横断して日本海に進み、夜には温帯低気圧に変わる見通し。気象庁は東北を中心に豪雨による土砂災害や浸水、川の増水・氾濫、暴風や高波に警戒を呼び掛けた。

 台風の日本上陸は2019年10月の台風19号以来、約1年9カ月ぶり。東北の太平洋側に、最初に上陸するのは1951年の統計開始以来2例目で、宮城県への上陸は初めて。

 台風の接近に伴い、岩手県宮古市は全域の約2万3千世帯に避難指示を出した。宮城県内では午前6時時点で17市町村の約22万5千世帯が高齢者等避難の対象となった。


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